出典:NHKニュース 記事リンク
さてさて、コロナ禍も2年目となり、「生活が苦しい」「ボーナスが下がった」「政府は何をやっているんだ」等々、テレビや新聞では連日取り上げられておりますね。
それらだけ見ていると、「これはさぞ家計も直撃し、お金(金融資産)も減っていっているのだろうか?」と思いきや、「個人が保有の金融資産 過去最高の1946兆円」のニュースですよ。「いや、家計の資産増えとるやないかい!」ってことです。
個人資産が過去最高となった理由は・・・?
ただし、です。一概に資産が増えたといっても何故に、過去最高となったのかその理由が大事ですよね?
ということで、同様のその他の記事などを総合してその理由などを探ってみると
- コロナ禍で外食や旅行などの機会が減り、結果支出が減った
- 株高による含み資産の増加
等が大きいようです。つまり、昨今の株高で、含み益が膨らんで株式を持っている個人の資産が膨張している、また色々な出事(でごと)や冠婚葬祭などもなくなり、本来ならば出てゆくはずの出費なども抑えられているなどがあげられるということです。
また、それらに加えて昨年全国民に支給された「10万円一律給付」なんかも、「消費に回らず貯蓄されている」といって麻生財務大臣がご立腹されてましたよね。日本人の国民性をすごくあらわしている感じがします♪
仕掛け人は日銀?
ただ、なにより私鬼おんが感じているのは、これらの原因をたどってゆくと、行きつく先は「これは日銀による金融緩和によるものだ」ということです。大きな手法としては以下の2つです。
- 国債の購入という形で、日本国政府を通じて、大量に市中にお金を投入(添付記事後半にある「ことし3月末時点の国債の発行残高は1218兆円で、このうちの44%にあたる542兆円は、日銀が保有しています。」でもわかると思います。)
- ETF(上場投資信託)の購入という形で、株式市場に大量にお金を投入
要は、「単純に市中に出回る「お金の量」が増えたために、国民の金融資産も増えた」というのが、この現象のシンプルな答えな気がします。
資産が現・預金に偏っているのはリスクがある
おそらく、現在の日本の状態からしても、当分この金融緩和状態は続くと考えられるので、今後ますます市中に出回るお金の量は増えてくるだろうと思います。
この結果として、さすがにここ20年以上なかなか上昇しなかった物価が上昇し、徐々にインフレになってくる(政府・日銀としても毎年2%程度のインフレは目標としていますしね)ことが考えられます。
インフレ=すなわち、「現金(日本円)」の価値は物品に対して目減りしてくることになります。
そして、記事内にも触れられている通り(記事内より抜粋「内訳を見ますと、最も多いのが「現金・預金」の1056兆円で、全体の54%を占めています。」)日本人の気質として、現金・預貯金による資産が多いですよね。
これでは、現在のゼロ金利政策により貯金にもほとんど利息が付かない昨今では、預貯金をしている多くの人たちの資産が相対的に目減りしてしまうリスクがあるってことだと思うのです。
インフレ(物価上昇)とともに価値の上昇が期待できる資産を持つ
このようなインフレの局面では、現・預金だけでなく、こういった物価上昇時に対応できるものにも、資産を分散しておくことが賢明たど思います。まず、代表的なものとして
不動産(土地・建物など)
があると思うのですが、こちらはまとまった資金が必要など、素人が簡単に手を出せるものではないですよね・・・(;’∀’)
そうなると、やはり頼れるのは「株式」であると私鬼おんは考えています。それも、日本株だけではなくアメリカ株(アメリカは日本に比べはるかに物価上昇の速度が速く=株価の上昇にも期待できるということです)なども非常に魅力があると思います。
特に今は、格安の運用コストで非常に優秀な「投資信託」もたくさんあります。ネット証券口座さえ開ければ、Amazonや楽天で商品を買うような感覚で海外の「投資信託」なども購入できる便利な時代なのでこれらを活用しない手はないですよね♪
まとめ
とにかく、混沌としたアフターコロナの世界を生きてゆく上では、「社会が悪い」「政府が悪い」などという前に、しっかりできることから、自分自身の資産を守ってゆくための対策を行うことが必要だってことです。
それでは皆様の資産に幸あれ!アディオス
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