ニュース「河野氏要請の省庁ファクス全廃 反論殺到で断念」に想う

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出典:北海道新聞 記事リンク

FAXでのやり取り、私鬼おんは常々「めんどくさいな~」と思っておりましたので、「よくぞ河野大臣!」と思ってたところに、このニュースでございます。

基本、仕事などのやり取りは「電子データ」なのですが、一部必要なため、固定電話にFAXもつけているのです。ただ、以下のような理由で、非常に使い勝手が悪いと感じております。(うちのFAXがボロいだけかもしれませんが・・・)

  1. 紙がよく詰まる
  2. インクリボン?がなくなって動かなくなる(たくさん買い置きしとかないといけない)
  3. 上記の理由で送られてきたデータも確認できないことが多々ある
  4. けっこう紙つかう
  5. 訳の分からない営業FAXが結構届く➡1番に戻る

ってなループで、電子メール一本で解決できる事もFAXだとすごく手間がかかっちゃう感じです。

加えて、うちのFAXはインターネットとも当然つながっていないので、印刷されたペーパーの内容(例えば注文の内容や、会合のスケジュールなど)を、改めてパソコンなどに入力しなおして管理しなければならない点も、けっこう手違いにつながりやすいです。

コロナ禍で炙り出された色々な非効率の現状

昨年よりのコロナ禍で、世の中の非効率なことが色々炙り出されてきていますよね。

例えば「あれ、わざわざ出社しなくてもテレワークで仕事できちゃうじゃん。」とか、「あれ、わざわざ出張して会いに行かなくてもネットで打合せできちゃうじゃん。」などなど。

そして、今回のFAXについても、こういったことの一つだと思っているのです。

今回のコロナ禍で私が驚いたのは、全国の自治体で確認を行うコロナ感染者は、それぞれの保健所などからFAXで集めて、それをまた集計し、入力するという、かなりアナログな手法を取っていたことです。ひところ、それによる集計ミスなどが各地で起こって何度もニュースになっていましたよね。

こういった「流行り病」は何も今回の「コロナウィルス」だけではないわけで、私はてっきり、パソコン等にフォーマットがあり、それぞれの保健所などで毎日入力すれば、自動的に各市区町村ごと、県ごと、国全体などに集計されるようなシステムがあるものだと思っておりました。それがまさか、紙で集計って・・・(;’∀’)(;’∀’)

日本は、世界の先進国で、技術大国だと思っていましたが、どうやら違っておりました、トホホ。

何故、脱FAX、効率化が進まないのか?

今回の河野大臣の掛け声に多くの反論が寄せられたと記事には書かれていますが、私鬼おんが個人的にこの「脱FAX」が進まない原因は大きく以下の2つあると考えております。

  1. すでに、古くから広く一般にFAXが普及してしまっている。(特に高齢者など)
  2. 日本人特有の勤勉さときめの細かさ

まず、(1.)ですが最初から「FAXが存在しない」もしくは「あまり普及していない」状態で、より便利なインターネットなどが急速に普及してくれば、システムを作るスタートラインで、きっと「ネット環境」を前提として組み立てられたのだと思います。

ところが、随分前からFAXが広く普及していた日本では、この「FAX」を活用することを前提に仕組みが作られてしまっており、当時現役だった方々の多くも高齢化しており、いまさら新しいシステムに対応するのは難しい、ついてゆけない、というのが実際のところだと思います。

そして(2.)で、個人的にはここがとても大きいと思うのですが、昨今ではFAXでの非効率さや煩雑さも、きっと現場では問題になっていたのだと思います。しかしながら、(これは日本人の美徳でもあると私は思うのですが)持ち前の勤勉さときめの細やかさで、現場で何とか創意工夫をして、非効率ながらも何とかなっちゃっているのではないかと考えるのです。

結果、「本当にどうにもならず、抜き差しならない状況の一歩手前」で踏みとどまれていることで、やはり改善も進まないのではないかなーと思っております。

まとめ

今回、FAXの問題はきっと氷山の一角で、広く社会を見渡せば同様な現象がいくつもあると思います。

ただ、こういった現象を改善してゆかない先には、今現在、我が国から比べると「後進国」であったり「発展途上」と思われている国々にも、技術や社会インフラで追い抜かれる未来が待っているのではないかと危惧しています。事実、中国には様々な面(人口規模や経済規模ではなく、テクノロジーや社会インフラ)であっという間に追い抜かれ、大きく差ができ始めています。

今回、国難ともいうべき大変なコロナ禍ではありますが、むしろこの機会に浮彫になった問題を大きく改革してゆく良い機会として、河野大臣、頑張ってください~~~!というのが、私の感想でございました。

それでは皆様、アディオス

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