森永卓郎さん、またバブル崩壊論をとなえてしまう…

スポンサーリンク

2022年年明け早々、もはやいつもの恒例となった経済評論家の森永卓郎さんによる「株価バブルが崩壊するー」が発動いたしました。。。

5月以降に株価大暴落、不動産バブル崩壊で「一歩間違えたら世界恐慌に」 森永卓郎氏〈dot.〉

出典AERA:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2fb4798977ac8c2e363f24f1f18317c8490ea74

ちなみに過去の記事によると

2020年「株価バブルは崩壊間近!」

2021年「株価はすでに危険水域、バブル崩壊は秒読み」

このようになっております。まぁ、記事を読んでみても本当に突っ込みどころは多いのですが、一言言わせていただくと

「そりゃ、株式市場も数年~10年位に一度は大きな暴落あるから、毎年言ってりゃいつかは当たるさ!(# ゚Д゚)」

日本株式市場はバブルなのか?

そもそも、森永さんがここ数年ずっと主張しているように、日本の株式市場は「バブ(バブル)っているのか?」を考えてみましょう。

バブルの判断基準は様々あって一概に「これ」とは言えないと思いますが、一つの有力な指標にPER(株価 ÷ 1株あたり純利益)指標が参考になると思います。

(だいぶ端折りますが、例えば、PER20倍の企業であれば、株価の時価総額分の利益を稼ぐのに、20年かかるということです。)

そこで、一つの事例として、日本が世界に誇る高収益体質の企業「トヨタ自動車」を紹介すると、2022年1月9日現在のPERは12倍~13倍ほどです。(個人的には、今後の伸びしろなど考えると、まだまだ割安な水準と思っています・・・)

また、日経平均全体では以下の通りです。

おおむね、13倍~14倍くらいで推移しているのがわかると思います。ちなみに、ガチもんの80年代バブル末期においてはおよそ60倍~80倍ともいわれていますから、現在の日本株式の水準は、80年代バブル期から比べると、随分と落ち着いた水準にあるのがわかると思います。

まして、これを「日本経済はただいまバブル崩壊直前」というのは無理がありすぎませんかねーーー??

※ちなみに、マザーズ市場やアメリカのNASDAQ(ナスダック)市場などでは、PER100倍を超える企業なども見受けられますが、こういった成長企業群では、現在の収益性よりも「将来性」を見込んで、また時価総額も小さいために、大きく値上がりする傾向にあります。時にはバブってしまう単体の企業なども見受けられますが、これは全体から見るとイレギュラーだと考えています。

ようやく、日本の株式市場も成長軌道にのりつつあるのに・・・

バブル崩壊以降、ずっと苦しんできた日本経済も、アベノミクス以降(ようやく諸外国に遅ればせながら)成長軌道にのりつつあります。

株価もそれを反映して上昇基調にあり、多くの上場企業が、努力によって企業価値を高めているなか、「感覚的」な話で「日本企業の株価(価値)は不当に実力以上の値付けがされている(バブルである)」などと騒ぎ立てられれば、本当にたまったものではないと思います。

(まして、テレビをはじめとするマスメディアにも数多く露出して大きな影響力のある方から)

もちろん、私鬼おんも、今年は世界の中心である米国(アメリカ)ではインフレが加速し、テーパリング(量的緩和の縮小)&金利の引き上げも急ピッチで行われ、一時的には株価にネガティブな影響(急落など)は出てくると考えています。

ただ、これはアメリカ経済も正常化して、まっとうな成長軌道に入るための「一時的な副作用」だと考えるので、今年が構造的な不況に陥って、大きく世界的に株価が暴落するフェーズには無いと思うのです。

森永氏いわく、「いえ、今年の株価は、大暴落すると見ています。約1年後の年末の日経平均株価は1万5000円くらいになっている可能性があります」だそうです。

「あんた、まだ言うかぁぁ!!我が国の企業価値をどれだけ低く見積もってるんじゃい!!ちゃんとスクショ撮ったからな~!!」皆さんもちゃんと今年の年末、きっちりと検証してください!僕はします!!

ということで、アディオス!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました